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    いぬねこぐらし|オランダ猫物語

    オランダねこ暮らし世のねこの筆者・國森由美子と、愛猫ミルテが、自分たちのことや家族のこと、オランダの猫文学、
    猫関連の旬なニュースなど、様々な猫にまつわる話題をご紹介します。ぜひご覧ください♪

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    オランダ猫物語(17):初めてのビョーキ

    2016.02.25

    (17)初めてのビョーキ

    2006年2月末、ぼくは、生まれてはじめてビョーキになった。

    ~よゐ子の猫日記より~

    2月28日(火)

    朝は元気いっぱいだったみゅーチェ、夕方からなんだか様子がおかしい。
    両目とも瞬膜が半分閉じて、目がぐしゅぐしゅしている。食欲なし。
    外には出たがっていたけれど、我慢させる。
    室内猫トイレの前へ連れて行き、手(じゃなくて前足)を持って一緒に砂をじーこじーこしてやり、

    「はい、ここでしようね」

    と言い聞かせると、意外にも聞き分けよく用を足した。思わず褒めそやしてしまった。
    あーチェはいつもと変わりなく元気。

    どうしようかと話し合いながら夕食を済ませ、やはり獣医さんに電話、吹雪の中を夜間診察に連れて行く。

    診察。熱なし。アレルギー反応が起きているとのこと。
    原因はさまざまなので、獣医さんにもわからないそうだ。
    注射一本、チューブの目薬をむにゅっとさしてもらい、
    明日から飲ませる抗生物質を受け取って帰ってきた。

    明朝食欲がなければ、外に出さないでおいたら?とアドバイスを受ける。

    アレルギー? なんだろう?

    いつもはイケイケなみゅーチェなのに、
    診察中は(獣医さんはやさしく、扱いもていねいだったけれど)怖がって、
    耳をぺったんこにたおし、わたしの胸に顔を押しつけていた。
    これでも一応頼りにされているわたくし…(笑)? 

    3月1日(水)

    今日は瞬膜が出ていない。よかった。
    さっきまで

    「外行きたい、そとー、そとー」

    と騒いでいたけれども、心を鬼にして

    「今日はおうち」

    を何度も言い聞かせると、みゅーチェは諦めて寝子ねこになった。

    ビョーキになったぼく。

    ぼくがこんなふうになる直前、
    奥さんは「ドイツで病気の鳥を食べてしまった猫が死んだ」というニュースを見たばかりで、
    もしかしたらぼくがそのへんの小鳥をいじめたついでにおやつにしてしまったのではと、
    心配のあまり泣きそうになっていた。

    原因は結局わからずじまいだ。

    あーチェはといえば、いつも一緒に外遊びをしているというのに、
    猫にもいろいろ体質というものがあるのだろう、なんともなかった。
    もしかすると、かなり鈍感なタイプなのかもしれない。

    奥さんは窓を開け放して部屋の掃除をしながら「あ、こんなところにもあった!」と、
    思わぬ場所からネズミのおもちゃを次々と「発掘」していたが、
    それをもらって大喜びしていたあーチェは、静養中のぼくに見せびらかすようにいばって言った。

    「ぼくは、ネズミーランドの王さまだ♪」

    ネズミーランド♪

    ネズミーランドのおもちゃネズミ。

    ごめんなさい(反省中)

    しばらくすると、クッションの埃をはらおうと窓の外へ一歩踏み出したとたん、なにやら声も出ないほどショックを受け、
    そのままフリーズしている奥さんの姿が見えた。
    ようやくつぶやいた一言は…

    「おもちゃじゃないじゃない、これ(涙)」

    ぼくは知ってた…
    でも、きょうは「外に行っちゃダメ」って言われたから、
    助けに行けなかったんだ。

    奥さんはご主人に頼んで、
    おもちゃじゃないネズミのお墓を庭に作ってもらうと、
    その前で手を合わせて何度も何度も謝っていた。

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