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    いぬねこぐらし|いぬねこぐらし海外レポート・オランダねこ暮らし

    海外でペットと暮らすライフスタイルとは、一体どのようなものでしょうか?
    オランダ在住で動物(特に猫!)が大好きな筆者が、「オランダのペット事情・ライフスタイル」をご紹介します!

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    【第11回】わたしの猫物語(2)

    わたしの猫物語(2)

    アポロン

    思わず「もうひとつおまけに」連れてきてしまったアポロンは、白・黒・グレーのしましま柄に黒いリアルファーの襟巻き、白手ぶくろに白ソックスの美しい猫でした。

    ただ、兄弟どうし似ているとはいえ、狐っぽいシャープな雰囲気のミルテと比べると、アポロンはタヌキ顔、表情やしぐさもどこかまぬけでひょうきん者でした。

    散歩中なども、運河の岸辺の草むらを歩いていたかと思うといきなりずっこけ、後足を「ぼちゃん!」と水につっこんでびしょぬれになっていたりし、そのドジさ加減によく大笑いしたものです。

    きれいな毛並み、目は木の葉と同じ色でした。

    しぐさがなにかとひょうきんでした

    また、心配もしました。一度、臆病者(猫なのにチキン)のくせにご近所のお宅に潜入して外へ出られなくなってしまい、そのまま4、5日行方不明になったことがありました。

    おかげで、そのお宅の屋根裏の奥で発見されるまでの間、ほんの数軒先のわが家ではどれほど大騒ぎしたことか…。もしかしたら、そういう「猫」星のもとに生まれたのかもしれません。

    東京時代(生まれてから渡蘭するまで)には何度か猫のいる生活を経験していた私ですが、オランダで猫と暮らすのははじめてのことでした。

    そして、── こうなることはわかっていた ── と自嘲しながらも猫かわいがりの毎日を楽しんでいました。「猫ばなれ」が苦手なばかりに(笑)、それまでは家族そろって出かけた日本への夏の休暇にも一人留守番を買って出るありさま…

    自然石のハート型のウルンに遺灰が入っています。獣医さんやコッキィからのお悔やみのカード、アポロンがよく遊んでいた庭から菊を摘んできて一緒に飾ってやりました。(2010年9月15日撮影)

    ところが、そんな愛猫たちとの暮らしも6年目に突入したある秋の日、信じられないことに、アポロンは突然死んでしまいました。

    忘れもしない9月10日、金曜日の朝のことでした。夜中に外へ遊びに行ったまま帰ってこないのでとミルテと一緒に散歩がてら探しに行くと、アポロンは自宅ちかくの歩道わき、緑の茂みのもとで冷たくなっていました。
    外傷はまったくなく、でも、かすかに鼻血の形跡がありました。

    涙にくれながら抱きあげ、家へ連れて帰りました。
    亡骸(なきがら)を抱きしめたまま、何時間も何時間も、文字どおり目が腫れるまで泣き続けました。

    いきつけの獣医さんにも結局はっきりした死因はわかりませんでした。
    アポロンは、そこで教えてもらった動物の葬儀場で火葬、小さなウルン(骨壷)に遺灰を納めてもらいました。

    おそらく、自動車にぶつかるなどして頭を強打したのだろうと思います。ドジなところがあったから、きっとまたなにか「やらかした」のかもしれません。もともと、深夜はなるべく外に出さないようにしていたのですが、その頃は少しこちらの気がゆるんでいたのかもしれず、今もなお悔いが残ります。

    この2010年の悲しい出来事からもうすぐ2年になろうとしています…

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